筋肉の喪失と獲得
筋肉は30歳を過ぎたら1%ずつ失うとされている。
10年で10%ずつ、、、、ザックリ言えば、30年で30%ダウンである。
平均的な筋肉量は30歳で50kg程度だろう。60歳で35kg程度迄に減少する。
一年で500gずつを失っていく計算だ。
一方でトレーニングで身に付ける事が出来る筋肉量は如何ほどか?というと、筋肉が少ない人は最初は月に1kgは付けられるかもしれないけど、最終的には年に1kgが限界とも言われている。
運動せず、体力低下を実感するのは50歳、、、50歳では筋肉量は20%を失っている状態。その時点での筋肉量は40kg程。そこから、30代並の50kgに筋量を戻そうと思えば、10kg程増やす必要がある。しかし、筋肉を失って脂肪を蓄えた身体、そして、何もしなければ年に500gずつ筋肉を失う身体に、年に1kgということは、減少分を取り戻すという意味で年に1.5kgの筋肉を付け続けるというのは現実問題不可能といって良いかも知れない。
仮に60歳状態、筋量35kgから筋肉を15kg増やすってのは、70歳迄ハードに運動しても間に合わないという意味。
では、どこから筋トレすれば老後にも筋量を維持出来ているか?というと、、、、多くの人が体力低下を実感出来ない40歳、、、、これがタイムリミットかもしれない。
この時点なら失われた筋量は10%だから、45kgの筋量は確保出来ている。これから運動を始めれば+5kgならば5年、+15kgなら15年で実現可能。最大で55歳で筋量60kg迄強化出来る訳だ。
普通体型なら筋量50kg、ちょっとがっしりなら筋量60kg、、、、何処を目指すか?次第だけど、筋量50kgを還暦でも保とうと思えば、運動は45歳くらいから始めないと厳しい。筋量60kgを還暦で保とうと思えば、運動は40歳から、、、、ということになる。
ただ、40歳にしても45歳にしても、体力の衰えは実感出来ないお年頃、、、、こんな状態から追い込んで筋トレを組み込んだ生活習慣を実践するってのは、現実的に不可能、、、、、そう言う事になる。
50歳、55歳を過ぎて、、、、ブヨブヨで筋肉を失って病気がち、、、、既に手遅れかもしれない。北斗の拳的に言えば、『お前は既に、、、、、』という印象。
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