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2025年4月 5日 (土)

ラジコンカー

そういえば、90年代後半の一時期、電動RCカーに嵌って、何台かのRCカーをバッグに入れて専用コースに出向いて走らせて遊んでいたことがある。
持っていたRCカーは、タミヤのF1モデル、Cカーモデル、それからヨコモのカーボンシャーシで四駆のYR-4というモデル、同じくヨコモでカーボンシャーシを使ったプロ10と呼ばれていたモデル。この四台を基本に、時折、タミヤのミニをボディに使った小さなFF/4WDモデル。

何れも1/10スケールの電動RCカーである。ツーリングカーと呼ばれるモデルはサスペンション付きで4WD仕様、それ以外のモデルはサスペンションはあっても前輪に簡素な構造のモノが与えられているもので、衝撃はシャーシのしなりで吸収する仕様のリジッドモデルである。モーターの積載位置は基本はリアミッドシップ仕様で、4WDモデルはベルト駆動でフロントを駆動するという構造。モーターはスタンダードなモノからターン数で異なる強力なモノが選べ、セッティングといえばドライブピニオンギアとドリブンギアの組み合わせを変えてギア比を選ぶという減速比の調整と、モーターへの供給電流をコントロールするアンプの出力調整というモノ。アンプ自体、安価なモノは調整機能が無いけれど、高価なモノは使いこなせないけど色んな機能が在ったように思う。

基本、ハイパワーなモーターを使えば電池の消費は激しく、弱いモーターを使えば長時間使えるというのは電動車ならではの特徴。搭載させるバッテリーは規格品で、電気容量が何通りか選べるモノである。

実際に遊ぶ上では、YR-4というモデルに高性能なモーター、アンプを搭載して走らせるというのが基本。しかし、、、、バッテリーパックで遊べる時間は、僅か10分程度、、、、これが現実なのである。長く遊ぼうと思えば、充電済みの複数のバッテリーパックが必要で、当時を振り返ると、バッテリーパックは一日遊ぶために15本程度は準備していたように思う。
因みに、バッテリーパックの充電は、高速充電器を使っても小一時間は必要で、遊びに行く前日には大量のバッテリーパックを充電して当日に備えるというのが基本だった。

なお、RCカーというと電動カーの他にエンジンカーという選択肢も有ったけど、パワフルで電池容量の心配が無い反面、音が賑やかすぎるのと、燃料の扱い等でメンテナンスが煩わしいという事で、実際に遊ぶ事は無かった。エンジンカーは中学生の頃に遊んだきりである。

電動カーというと、こういう記憶をどうしても思い出してしまう。将来自動車のEV化が進むと言われているけど、どんなに素晴らしいEVでも、このバッテリーに蓄電した電気を使って走るという形で、電池交換が手軽に出来ないとすれば、バッテリーの特徴である、高温で劣化促進、低温で出力低下、使わずとも放電、充電時間、重量の問題がどうしても気になってしまう。RCカーの場合、バッテリーパックを交換して使うというのが前提故に、これらの問題はそれ程深刻で無かったけど、バッテリーパックの交換が前提で無い場合、バッテリーの持つ本質的な問題というのはクリア出来そうになり。果たして、実際にEV化が進んでいく事が、可能なのかどうか?という点で疑問は残っている。

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