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2025年5月20日 (火)

防寒、防風

二輪車、これは基本的に晴れた日に使うモノ。そうであれば、特に不満は無い。
しかし、物凄く寒い日も、雨の日も、雪の日も、何時でも使うとなると話は変わってくる。学生時代、特に学部迄の4年間の移動手段は単車オンリーということで、その日の気候条件によっては極めてハードな移動を強いられる事が少なくなかった。

四輪ではなく単車を選んだ理由、、、、経済的な事情もあるけど、塾講師を県内各地で行ってきたということで、移動距離がハンパ無かったのと、遅れる事が許されない時間厳守というのが最大の理由。当時、二号線を四輪で移動するとなると、度々渋滞に嵌って移動時間が二時間を軽く越える事も多く、効率的な移動が出来ないのが問題で、二輪であれば抜け道を多用して大回りになっても時間は大幅に短縮出来るというのが最大のメリットだったわけだ。

当初、移動専用機でチョイスしたのは経済性重視でZ250FTだったけど、完全に風雨に晒される仕様で冬の雨では非常に厳しいのが問題。そこで代替え機として選んだのが膝元にヒーター、ベンチレーターを持つフルカウルのXZ400Dというモデル。フルカウルで少々の雨は凌げるモデル。冬場もヒーターを使えば膝元が暖かいという優れモノ。しかし、凍結路面では、その車重がネガティブ以外の何物でもなく、短時間で一気に積もった雪の中で動かす事も不可能となり、転かした車体を単独で起き上がらせる事が不可能となり、もっと扱いやすいモデルを!という事でチョイスしたのが、Z250FTと併売されていたZ250FSというもでる。エストレアの祖先みたいなモデルで、KL250系の空冷シングルを搭載していた。これに、大型車用の巨大な風貌を装着。風貌からはした方向に前垂れを装着してヘッドライト下迄を防風させ、更に、膝元にはCD125T用のレッグシールドを装着し、レッグシールドの真ん中より下はレッグシールドの左右をアクリルパネルで塞いで風と泥の進入を防止するようにして使っていた。

このZ250FSは高速道路で80km/h巡航もOK、少々の雨なら殆ど濡れない。真冬でも完璧過ぎる防風対策で寒さを感じる事は殆ど無い優れものだった。

ただ、このZ250FSは、酷使によってエンジンブローに到り廃車。高速道路の使用頻度は少ないということで、代替え機は12V仕様の最終型CB125JXを個人売買で奈良県の方から購入。こちらはショウエイの重量車用カウルを装着して使っていた。ただ、CB125JXにはレッグシールドは装着していなかった。

思えば、Z250FSの仕様がこれまで乗ってきた二輪で最高の防風性能と快適性を有していた。前から見てライダーが完全に風防の中に入る程の大きな風防である。今、そういう厳しい状況で二輪に乗る事は無いから、そんな風防は不要だけど、現代でもスクーターのキャビーナのようなモデルを見ると、良いな!って思ってしまう。

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