ネイキッドバイクにラジエター
今の時代、エンジン車といえば水冷車、水冷車ならラジエターが必須、、、ということで、多くのバイクではエンジン前面にラジエターが装備されている。
でも、このラジエター、特に空冷っぽくエンジン表面にダミーフィンがデザインされているようなバイクには非常に見苦しい存在のように見える。堂々と水冷エンジンを見せるモデルでのラジエターの存在は殆ど気にならないけど、フィン風のデザインを纏っているにも拘わらずラジエターっていうのは、なんか偽物っぽい雰囲気である。
そんなバイクのラジエターは極力目立たないように工夫して配置するパターンが多かったけど、そこに存在するラジエターは隠しようが無いのも現実。
スティード辺りはクレードルパイプの間に挟み込んで見えないようにしていたけど、あくまでも真横から見えないだけで、斜め前から見るとラジエターがあるのは丸判りである。
水冷車なら堂々と水冷エンジンを剥き出しに搭載して、ラジエターもドンと据えるようなデザインの方が個人的には好み。昔のZ1300とかCB1000SFなんかは、無機質なフィン無し水冷エンジンの迫力が格好良かったように思う。そういうエンジン故に巨大なラジエターも普通に受け入れられたように思う。しかし、アメリカンとかネオクラシックカテゴリーの昔の名車をオマージュした現代の水冷車ってのは、水冷エンジンを空冷っぽく見せようとしているけど、その時点で、ギミック感が拭いきれないフェイクモデルのようにしか見えない。
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