SECDEMウインドシールドのフィッティング
このフェアリング、サイトで商品画像を見て気になった事がある。
このフェアリングは純正のメーターバイザーを取り外し、メーターバイザー取り付け部とハンドルバーに装着するクランプの左右合計4点にステーを取り付けてフェアリングを取り付ける構造である。一般の大型スクリーンは純正メーターバイザーを取り外して置換する構造だから装着後の見た目に違和感は少ないが、フェアリングの場合は少々微妙なフィッティングとなっている。純正は専用の異形ヘッドライトとメーターバイザー、左右のヘッドライトベゼルが一体化したようなデザインであるが、SECDEMのフェアリングを装着すると、フェアリング先端がノーマルヘッドライトのレンズ面よりも前方に20mm付きだして、フェアリング先端部がヘッドライトの上側10~15mmを隠すような配置となっている。この状態は、如何にもフェアリングを後付した感じとなるのが気掛かりだったけど、商品を実際に装着したら、そんな印象は皆無。
その理由は、我が家のBTは純正の暗い異形ヘッドライトを外し、汎用のφ180mmのCIBIEのヘッドライトを装着している。ライトリムはZ1/Z2用、ケースも社外Z1/Z2用である。ヘッドライト径は純正より25mm小さいけど、ヘッドライトリムの最大径は純正レンズより10mm小さいだけであり、実際にはヘッドライトリムの最大径部分が純正のレンズ表面部になるようにセットしている。つまり、ヘッドライトベゼル、ノーマルメーターバイザーよりもヘッドライトが前方に20mm付き出した位置となっている。
結果、SECDEMのウインドシールドを装着するとフェアリングの先端がCIBIEのヘッドライトのリム部を丁度かくしてレンズ表面とフェアリング表面に段差が生まれないようなフラッシュサーフェイスな位置関係で装着されているのだ。そこで、ウインドシールドの下端部にも縁ゴムをセットすると、シールドとヘッドライトの隙間も完全に埋まって、あたかも純正オプションによるフィッティング状態が実現出来ているのだ。このフィッティングは、偶然の産物だけど、非常にスッキリとした仕上がりとなっている。
SECDEMのウインドシールド自体、想像以上に巨大でハッキリ言ってスポーティとかカッコイイという風にはならないけど、このヘッドライトとフェアリングの境目が見えないような滑らかな形状を見ると、カッコイイとは言えないけど、非常にスマートで美しい仕上がりという風に見える。社外品のフェアリングを車体につけて、これ程までに違和感の無い装着状態が作り出せたというのは、非常に満足度が高い。
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