SV650Sの低速トルク
SV650Sの稼働頻度はCXとかBTに較べると低め。CX、BTは最低でも週一回稼働であるけど、SVは月一回稼働。乗る時は、BTの後、CXの前というパターン。何れもVツイン車だけど、BTやCXとは明確に個性が異なる。
始動性は極めて良好だけど、極低回転域でのトルクの無さが明確。アクセルを開けた時のアイドリング状態からのピックアップは非常に力感が薄い。3000rpm以上となると活発になって上迄スムーズに吹け上がるけど、それまでの力感は極めて薄い。
これに較べると、BT、CXの低回転域からのピックアップの良さが段違い。アイドリング近辺でクラッチミート、その後、アクセルオープンとした時の反応は一番悪い。CXでは、一気に路面を蹴り出す感覚が伝わってくる。
同じVツインでも随分とキャラが違う。
ハイコンプレッションで爆発のパルスが最も鋭いのはCX。高回転もSV程じゃないけど10000rpm迄キッチリ使える。低速域でのトルクも強烈なので、ギア的に5速の上が欲しい程。
3000~4000rpm近辺のCXは回転上昇したくてうずうずしているような感覚。
それに較べるとSVの3000rpm近辺はトルクが立ち上がりきっていないので、巡航時はまろやかなトルク感で扱いやすい。
一般に低速トルクが有ればある程、、、、となるけど、SVの低速トルクの無さは、穏やかなスロットルレスポンスを作り出して、マッタリ走るには最高のフィール。
Vツインでトルクを抑えるってSVの作り方は結構乗り味が優しくイイ感じでもある。
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