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2025年10月13日 (月)

50代以上のバイク事故激増、、、

こういう記事、2010年代後半から目にする事が増えてきた。
こんな記事では、結構、根拠のない推論的感想がつらつらと書かれているような印象。
どんな事が書かれているか?

・就職、結婚で一段落したリターンライダーが増加
・50代で若い頃より視野が狭くなり、運動神経、体力が低下

概ね、この2パターン。因みに、増加率でいえば70代以上が大きく、増加数で言えば50代が多い。60代は増加率は50代より多く、増加数は70代より多いとのデータ。

増加数という数値の増減のみで事故激増、、、、そんな事は言えないのでは?というが直感的な印象。多いか少ないか?というと、ライダー全体の年齢分布に対する事故を起こした人の世代の割合で評価すべきだろう。50代以上が事故増加数が増えたという前に、ライダーの中心世代が50代という事を見落としていては全く意味がない。若い世代の事故数が少ないというのは、若い世代がバイクに乗っていないという事を考慮したら、全く無意味な比較でしかない。
事故の世代別増加率を経年で比較したデータもあるが、単年単位で比較すると70代で突出した年もあるけれど、長いスパンで見ると、どの世代における事故死傷者数は、ほぼ一定。単年で増加率云々を語る論調も無意味だろう。

普通に乗る時に、年齢による体力の衰えとかが影響するような運転技術が必要な乗り物ではない。事故を起こすか否かというのは、二輪、四輪、自転車に限らず、個人単位の注意力の差でしかないのでは無いだろうか?少なくとも世代による事故分布を語るのであれば、ユーザーの年齢分布を考慮すべき。

単車というのは、高揚感を伴う乗り物であり、勝手に高揚して勝手に事故しやすい、、、乗り手の性格が事故リスクに大きな影響を及ぼすモノではないだろうか?

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