還暦が迫ってくると実感する。
体力が大事だということ。筋肉は落ちる。落ちる理由は加齢によるものではない。加齢に伴う生活スタイルの変化で運動機会が失われていく。その少ない運動量に適応した筋肉量に変化したと考える方が自然。ライフスタイルの変化で運動量が減るのは、結婚して、育児して、時間も会社の仕事中心の時間配分が増えていく、、、その結果だろう。運動する時間が減る。一方で、抑圧された生活によるストレスを発散するために、酒や食事が増えるという事もあるだろう。この結果、多くの人は結婚すると共に体重が増加、子育てに並行して更に体重増加、仕事中心の生活になると更に体重増加、、、、そんな感じかも知れない。それが大人になるということかも知れない。ただ、身体が健康に蓄えることが可能な体重、言い換えれば脂肪ってのは限界がある。限界を超えると身体に負担を強いることになる。物理的には筋肉が減って脂肪が増えて骨格に負担が掛かる。姿勢が悪化して腰痛等が慢性化する。機能的には、腎臓、肝臓、膵臓、循環器系に負担が増えていく。所謂、肥満による弊害が現れていく事になる。
ただ、そういう変化を含めて大人になると言うことだろう。
この人が大人になるというプロセスが進んでいくことによって、その弊害が出始めるのは、恐らくだけど40代になってから。30代だと不調には陥ってない筈だ。40代に入って徐々に診断で警告されるようになる。それが50代になると持病化するようになる。そして、60代以降というのは病との戦いといった形に追い込まれるパターンなように思う。身体の変化というのは、恐らくは結婚がターニングポイント。結婚してから何年経ったか、、、これが身体の大人化の進行度合に影響しているのでは無いだろうか?
多くの人は50代以降に不調の気配を感じるようになる。それで、50代、60代からウォーキング等を始めて健康に留意するようになるんだろう。でも、、、50代からのウォーキング如きで元の身体を取り戻すってのは、個人的には不可能だと思う。20代の身体を保つ、、、そのためには、遅くとも30代の内には、ライフスタイルを結婚前の状態に戻す必要がある。具体的には、一日の活動量を結婚前と同等以上に増やすということ。これを40代、50代と継続すれば、恐らくだけど60代においても20代の頃と差程変わらない体力を保てる筈である。
そういえるのは、自分で実証してきたから。自身、30代から運動中心の生活に改め、40代、50代をずっと毎日休まず継続してきた。結果、還暦目前でも体脂肪率は10%前後、骨格筋率も38%、基礎代謝も1700kcalという状態で、体年齢は20代をキープしている。もし、40代、50代で何もやらずに過ごしていたとしたら、、、、恐らくだけど、体重は80kgを大きく超えていたかも知れない。ヘルニアを患ったり、内臓に持病を抱えて病院通いが強いられていた、、、そんな気もする。勿論、自転車にも乗れず、バイクもとっくの昔に降りていたような気がする。
今でも休みになったら学生時代に走っていた峠に、学生時代からの愛機であるガンマ500で走って遊ぶ、、、、これが出来るのは、やっぱり、振り返ってみると40代、50代の過ごし方が効いたのだろうと思う。今は、単車な重量車が4台、自転車は9台ある。何れも用途違いだ。来年以降、時間が取れたら好きな時に好きな愛機を選んで、好きなように楽しむ、、、それが出来そう。体力的には、もう還暦前だけど、高校二年の息子と腕相撲しても負けない。やっぱり、人生はやりたいことをやりたいようにする。それには、何と言っても必要なのは体力。これが全てだと思う。
最近、周りの20代~50代を見て思うのは、多くが弛んだ印象。まぁ、どんな人生をチョイスするかは人各々だけど、自分のような過ごし方をする人って、かなり少数派みたい。
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