2024年10月 2日 (水)

雨雲の流れと防災

先記事で、広島市北部豪雨、西日本豪雨、2021年の大雨の際も、豊後水道から北上してくる雨雲が近くに来ると急激にレーダーサイト上の色が真っ赤から青~水色に変わり、居住地周辺でV字に避ける事が多く不思議に思っていたのだが、2021年の大雨の際に、雨雲レーダーを常時眺めていて気付いたことがある。

それは、豊後水道を抜ける所ではレーダーサイト上の雨雲の色が最も赤が濃い状態。この状態を保ち広島湾に向かうのだけど、江田島近辺を通過する際に風向きにも依るけど、西か東に少し進路が変わる。東に逸れた雨雲は江田島と宮島の間を抜けて廿日市から西区方面に向かい標高300~500mの山の斜面で雨雲レーダーが真っ赤に染まる。雨雲は太田川放水路から太田川に沿って北上するけど、太田川の西岸沿いの山に添って真っ赤な状態が維持されるパターン。北上中に江田島通過時に西に逸れずに残った雨雲は、似の島、黄金山を通過する毎にレーダーサイト上での色が青~水色に近づく。そして二葉山を通過する頃には雨量が大きく減っている様子。一方で江田島通過時に東に逸れた雨雲は背の低い比治山を通過後、中山方面から戸坂方面の谷筋、中山から福田、馬木方面の谷筋を通り北上している様子。北上時は牛田山の東斜面に拡がるエリア、馬木方面に抜ける谷筋では流れる川の東西斜面エリアで多くの雨を降らせている模様。
因みに、雨雲の流れる様子を観ると、標高で最低で200m以上の山が雲の進路に影響を及ぼす。一方で100m程度の標高の山は雲の進路に影響は及ぼさない様子。因みに、江田島は標高で400~500m、似の島で約280m、黄金山で約220mといったところ。

居住地から見れば、丁度南に、江田島、似の島、黄金山が位置しており、これが雨雲を作る大気の流れを東西に振り分ける防災ダムのような形で機能してくれているように感じる。

北上する雨雲は三角州を北上する程に東西から山地が迫り平野部が狭まっている。戸坂地区を越えて太田川が支流に分岐する前の地点、牛田新町地区より北部では、河川沿いの狭い平野の東西に山地が北に向けて連なっている。この谷筋を雨雲が北上することで、谷筋の東斜面、西斜面で多くの雨が降っている模様。2014年の広島市北部豪雨では特に西斜面での土砂崩れが酷い惨状を引き起こしたが、当時は東斜面の口田地区も酷い土砂崩れが起こり麓の口田南地区は土砂流入被害を受けている。

防災という面では、斜面に面しているか否かでリスクを評価しているだけだけど、実際は、東西南北に山地、海、斜面が如何に並んでいるか?が重要。南からの大量水分を含んだ大気が何処で雨を降らせるか?を考えると、北上する空気が上昇気流を作るエリア。その上昇気流を作る山体が何処にあって、そこを通過する大気がどのように進路を変えるか?という部分の方がリスク管理では重要な様に思う。

広島市においては、特に太田川~太田川放水路に沿った西側のエリアで南~東向きの斜面に造成された住宅地が特に危険度が高いように思う。次いで、太田川が分岐する手前では太田川東側の西向きの斜面のエリア、次いで、中山から戸坂に向かう谷筋沿い、中山から温品に抜ける谷筋沿い、更には海田から呉に向かう広島湾に面した急斜面といったエリアの危険度が高いように思う。

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2023年3月 7日 (火)

南海トラフ、、、、

NHKでドラマをやっていた。
で、南海地震が何回起こったか?
記録の範囲で紹介されていた。
古くは、684年の白鳳地震、887年の仁和地震、近年なら1361年で康安東海地震、1498年の明応地震、1605年の慶長地震、1707年の宝永地震、1854年の安政東海地震・南海地震、1944年、1946年の昭和東南海地震、南海地震というところ。
ただ、地震のインターバルは100~150年というのが一番多い。

で、最後の南海地震というと昭和南海地震で、これは1946年である。現在は2023年だ。
これを見ると、、、早く起きたとしても2040年以降でない?って印象。下手すると2100年近くでない?って印象の方が強い。

地震に備えをするのは大事だけど、正直、そんなに近くに起こるって感じがしない。そんな印象。だからといって警戒する必要は無いとは言わないが、そこまで煽る必要も無い、、、、そんな印象。

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2022年10月25日 (火)

雨雲レーダー

ヤフーの雨雲レーダーと、tenki.jpのそれは印象が違う。この二つのサイトのレーダーサイトをよく見るけど、tenki.jpのサイトでは比較的広い範囲で真っ赤表示となる。
一方、ヤフーのそれでは違う。

ヤフーのレーダーで真っ赤になるとリスキーだけど、tenki.jpの真っ赤は、それ程でもない印象が強い。

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2022年9月20日 (火)

大雨警報

雨が降る前から出てる、、、、降り始める予想時刻の10時間も前だ。しかも予想降水量は時間あたり10mm、、、、地盤が緩んでいるから、、、という理由かもしれないが、警報を出すべきかどうか?というと微妙、、、違和感しかない。

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2022年9月19日 (月)

災害列島

数十年に一度の災害、これ毎年起こっている。列島各地で大規模土砂崩れ、土石流、更には、河川の氾濫、、、、それで、家が流されたり、倒壊したり、土地自体が流失したり、、、色々である。

明日は我が身と判って居つつも、大荒れの天気や地震が過ぎ去った後には、すっかり忘れている。

ホントは、忘れずに何時見舞われても対処出来るように準備するような心構えが必要なんだが、、、、。

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2022年9月18日 (日)

土石流、土砂崩れ

土石流、山の谷筋、沢を雨水が土砂を巻き込みながら流れ落ちるもの。雨水の量が問題。大きな山体で広いエリアに振った雨が集中すると大量の泥水となる。逆に言えば、小さな山体であれば、集中する雨量の絶対量が少ないから発生し辛い。山は、基本的に山頂に行く程尖っている。沢に集中する雨量は、山体が連なった山程雨量を集めやすい。
そう考えると、高い山、連なった山というのが土石流が発生するリスク要素と言える。山体に沿って大量の雨が降る状況といえば、平地から侵入する湿暖流が駆け上がって雲を造り出すような山だろうから、高度的に300m以上の山だろう。前線近くで出来る雨雲は標高300m以上だから、それに近い高さの山沿いは積乱雲を作りやすい。湿った空気をしっかり堰き止めるような連なった山だろう。標高の高い連なった山で壁のようにそそり立つ地域の麓というのが土石流的には非常に危険ということだろう。高さが100mの山と200mの山、形が相似であれば、高さが2倍ならば、面積は4倍である。高さが3倍なら面積は9倍である。面積が9倍になって沢筋が9倍なら流れる雨量は変わらないかも知れないが、そうでなければ、大量の雨水が沢に集まって流れていく。大きな山というのは、それだけ大量の雨水を集める訳で、土石流リスクは山体のサイズが大きく影響する。

土砂崩れ、これは斜面を形成する土砂の保持力が失われて崩落する。斜面の保持力は地盤の硬さ、それから斜度が大きく聞いてくる。それを崩壊させる水分が入る事で保持力が失われて崩壊する。崩壊の度合は、雨量は勿論だけど、地盤が含水時に保持出来なくなるのが原因。崩落の力は重力だから、下方成分が強い程崩落しやすい。一言で言うと、急勾配斜面だろう。石垣やコンクリートの城壁も崩れる例が多いけど、石垣や城壁で覆った壁面の上面が水分を含むような土が剥き出しだと、表面の石垣が保持出来なくなると崩落するしかない。石垣、城壁が崩れている場所は多いけど、その上面から雨が染み込みやすい場所だ。この目安、人が歩いて上れる程度の斜面だと土砂崩れは起きづらい。人が上れない勾配だとアウトだろう。30°だと重力の5割が斜面をずり落ちる力、60°だと重力の9割近くである。斜度が60°だと純粋に崩落する力は1.8倍である。

裏に山がある人、裏山の標高が湿暖流を遮り上昇気流を作りやすい300m以上の連なった山で南西向き斜面だったり、裏手に崖があって人が上れないような高い崖があるような人は、大雨が降る時は注意が必要。

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2021年7月14日 (水)

梅雨明け

中国地方、梅雨明けです。平年より6日早く、昨年より18日早い。
梅雨入りが平年より22日早かったので長い梅雨ということ。

でも、降水量は思った程多くなかった印象。

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2020年10月10日 (土)

チョット寒いけど、、、

ここ二三日、台風14号の接近で北風が入ってきて寒いけど、だからといって衣替えを急げ的なのは早いかも、、、、
来週は再び夏日が続く予報。

最高気温が10℃台だと寒く感じるけど、来週は再び25℃前後だそうだ。

体調管理に気を付けないとヤバイ。

今の時勢、チョット咳き込むだけで白い目で見られる。

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2020年7月10日 (金)

広島の大雨警報は、、、

狂ってる、、、、木曜日、朝から青空が覗く天気。正に梅雨の晴れ間。夜、小雨がぱらつく程度。深夜、しとしと雨が1時間程度、、、、、しかし、木曜は朝から大雨警報、、、聞けば、深夜に大雨かも知れないということで発令していたらしいけど、、、深夜の大雨の下の雨雲の接近を確認してから出すべき。
金曜、雨雲はうっすら、霧雨が時折振る程度、相変わらず大雨警報発令中。お陰で中学校は休校、、、、

有り得ない。大雨警報というならば、時間あたりの雨量が50mmを超える雨が1時間以上続く場合だけで良くないか?この先、2時間で予想雨量が100mmの見込みの時だけで良かろう。

土砂災害警戒警報でも、現時点を挟んだ前後12時間の合計24時間で積算雨量が200mmを超える見込みがある時だけで良くないか?

水曜、木曜は晴れていて、木曜深夜、金曜未明のために木曜朝から警報発令なんて、、、有り得ない。

安全アレルギーに毒されている。

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2020年2月 7日 (金)

初雪は?

今シーズン初といえる寒波。もしかしたら市内で降雪が観察できるか?と思っていたけど、その様子は無し。ニュースを見ると、高知、徳島、和歌山で今シーズンの初雪だという。
この寒波は、金曜迄。土曜以降は急速に暖かくなる予報。
もしかしたら、今シーズンの市内での降雪はゼロかも、、、、
日曜の最高気温は8℃予想だけど、月曜以降の最高気温は14℃以上、来週末には19℃という予想値も出ている。来週末では最低気温が10℃以上で15℃の予想値もある。
さすがに、2月の後半以降で降雪ってのは想像し辛い。
単車でのウインタージャケットを使う機会、今年は無いかも知れない。

追記:木曜日、午前中に初雪降りましたね、、、ただ、雪というよりあられっぽい感じ。
これで終わりかな?ただ、三月辺りにドカッと降る可能性もなくはないですね、、、

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