これが現状。MTの場合、6速はスポーティーモデル。通常は5速。一報で、ATは少ないモノでも6速、多いモノだと8速、10速とか、、、、
段数が増える程、エンジンの回転数の変動を最小に速度調整が可能。エンジンを効率良い回転域に保って走る事が出来る、、、、これが近年のAT車の優れた燃費性能の要因だろう。
昔のMTが5速の時代、ATは4速だったけど、そういう時代はMTの方が燃費は優れていた。
しかし、無断変速のCVT、或いは6速以上のATが登場してからMTよりもATが燃費性能で勝る場合が多い。
ATの多段化は何故に進んだか?というと、何よりもエンジンを効率良い運転状態で使いたいというのが目的。そう、燃費性能の向上が最大の目的といえる。
一方で、MT車は何故に多くとも6速に留まるか?
これは、、、、それ以上の多段を組み込むとトランスミッションが大きく重く複雑になりすぎるのを嫌う、、、これも大きな理由だろう。
しかし、個人的にはMT車の場合はエンジンを特定の回転数だけで運用するという全体が少ないからではないか?と思う。エンジンを或る程度広い回転域で使うというのが前提となっているためといえる。つまり、速度の調整をアクセル開度の調整によるエンジン回転数の調整で行うためという目的があるのだろう。多段ATでは、速度調整はギア比の調整で実現する事に対して、MTではスロットル調整で速度調整を実現する。この違いは大きい。スロットル調整ということは、ドライバーの意志でダイレクトに出力調整、速度調整が行える。ギア比調整で行う多段ATでもスロットル調整が可能であるが、速度の変動で段数が変化する。この段数の切り替わりというのは、出力の連続的な取り出しという部分ではメリットにはならずデメリットといえる。
つまり、MTっていうのは、速度変動を優れたレスポンスで対応できるスロットル操作の幅が確保出来るというのが最大のメリットと言える。
車体姿勢をコントロールする、、、、それは、アクセル操作で連続的に出力調整できる事が大事。途中でギアが勝手に変わるのは好ましくない。そういう意味で、スポーツドライビングというと、6速未満のMTというのが好ましいとされているのでは無いだろうか?
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